求人チラシのコツ(巻頭特集)

就職難でも求人難。

企業がいちばん頭を悩ませているのは人の問題です。
いま欲しい人材が見つからない。
募集しても人が来ない。求人すればするほど、求人費もかさんでいく。
求人募集の媒体には、駅や地下街の通路に置かれている求人のフリーペーパーや新聞の求人欄があり、ネットが主流になってきていますが、新聞折込チラシもよく用いられます。
求人難とはいえ、職につけないでいる人やフリーターも多く、定年を迎えた団塊の世代やリストラにあった人も職を求めています。
折込みチラシは、地域に根ざした、とくにイレギュラーなパターンの雇用を含む求人の媒体として利便性があります。
求人効率を高めるチラシのあり方をご提案しましょう。

求人チラシは条件を明記

求人チラシのデザインイメージは、「人」がテーマなので、ヒューマンな要素や明るさや礼儀正しさが必要です。
まず、どのような業態の企業が、どのような業種や部門で人を求めているか、ということです。
求人の場合に、ふだんの企業広告で形成された良い企業イメージづくりが功を奏します。
業務の内容は、たとえ、3Kといわれる職種でも、曖昧な表現にせず、はっきりと表記する方がよいでしょう。
雇用形態は、アルバイト、パート(長時間、短時間)、派遣社員、契約社員、オープンスタッフ、などを明記します。
「正社員登用あり」は、若い人には魅力です。現場や仕事で人物を見極めて登用できるので会社側にも有利です。
仕事時間は、たとえば、「AM9時からPM4時まで」「最低1日5時間以上」「週2〜3日でも可」など、それぞれ年齢、曜日、仕事の内容によって異なる場合も明記します。その方が自分の都合や条件に合った仕事を見つけやすいのです。
また、その人の都合による、時間、曜日などの「応対相談」などの柔軟性もある方が注目されます。サービス業などに「土・日曜歓迎」が多いようです。
高齢者でもできる仕事は、「中高年歓迎」「年金受給者歓迎」を強調します。

求人の給与は細かく。

求人チラシのポイントになるのは給与。「時給900円」「月収15万円」などと記載します。職種や高校生のアルバイトの場合などの金額の違いを明記します。
さらに、職能給制度、特別手当、賞与、交通費(通勤、ガソリン代)、各種社会保険なども、給与と同じ扱いで見られます。
職場の環境としては、託児施設やサービスは、子供をもつ主婦には魅力です。
また、求人チラシには「慰安旅行あり」などは、社員並の感覚がプラスにはたらきます。
求人チラシの裏面や片面を履歴書にしている場合も多く、市販の一般的な様式のほかに、企業が望む資格や条件を設定でき便利です。

求人の人材育成。

求人の受付は、いったん来社してもらった上で、面接日、勤務時間を決めることが多く、求人チラシには電話番号、メールアドレス、受付時間、会社の所在地や地図をお知らせします。
人材の良し悪し、とくに、人格や仕事ぶりや将来的な可能性までは、履歴書や面接だけではわかりません。
転職回数や学歴や資格の有無などにはあまりこだわらない方がいいでしょう。
要は、どのような人であれ、職場環境に上手になじませ、必要な技術の修得をする意欲を持たせ、人材を育てて、ビジネスアップをはかっていく、企業や会社の中の指導や環境が重要です。
採用する前の評価ではなく、採用してからの人材育成の考え方や環境こそ、「必要な人材を求人した」ことになります。
良質の人材の定着率が高まれば、求人チラシのための経費の節減につながります。